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  • ESP32-C2

    小型・高コストパフォーマンス
    デバイスにシンプルかつ安定した無線接続機能を追加

ESP32-C2 は、低コストで Wi-Fi 4 および Bluetooth 5 (LE) に対応したチップです。その独自設計により、ESP8266 よりも小型でありながら、より高い性能を実現しています。32 ビット RISC-V 単コアプロセッサを搭載し、272KB の SRAM ( うち 16KB はキャッシュ専用 ) と 576KB の ROM を内蔵。2.4GHz Wi-Fi と Bluetooth 5 (LE) に対応しています。ESP32-C2 は大容量ではなく低データレートのシンプルな IoT 用途に最適化されており、コンセント、照明、センサー、簡単な家電製品への安定した無線接続を提供し、コストパフォーマンスに優れた開発プラットフォームをユーザーに提供します。

特性

小型・低コスト

ESP32-C2 は、ESP8266 よりも小型な 4mm × 4mm の QFN パッケージで提供され、シリコン面積を大幅に削減しています。また、最適化された ROM コードと 272KB の内蔵 SRAM により、外部フラッシュの必要容量も削減されます。RISC-V ベースの 32 ビットシングルコアプロセッサを採用することで、オープンソースのツールチェーンが活用可能となり、関連コストの低減にも貢献します。

強化された RF 性能

ESP32-C2 は、802.11n (MC7、72.2Mbps) モードにおいて、18dBm の送信出力時でも優れた EVM 性能 (<-30dB)を維持。さらに 802.11b/g/n の各種データレートモードでは、20dBmを超える送信出力を実現。特に 802.11b(1Mbps)モードでは、送信出力と受信感度が規格上限値に達し、業界トップクラスの通信距離を達成しています。

成熟したソフトウェアサポート

ESP32-C2 は、Espressif が提供するオープンソースのリアルタイム OS「ESP-IDF」によってサポートされており、世界中の開発者から信頼を得ています。実績ある ESP-IDF により、既存プロジェクトから ESP32-C2 への移行もスムーズに行うことが可能です。さらに、ESP32-C2 はスレーブモードでの動作にも対応しており、ESP-AT および ESP-Hosted SDK を用いて、他のマイコンに Wi-Fi や Bluetooth LE 接続機能を提供できます。このモードは、ワイヤレス接続を必要とするマスターMCU ベースの IoT 機器に適しています。

ESP RainMaker® と Matter

ESP32-C2 は Espressif のワンストップ AIoT クラウドプラットフォームである ESP RainMaker® をサポートしています。ユーザーは ESP32-C2 を使用して手軽に独自の IoT 製品を構築し、製品の市場投入を加速することができます。また、ESP32-C2 はスマートホーム接続プロトコルである Matter もサポートしています。これにより、ユーザーは ESP32-C2 を搭載した製品で Matter 対応を有効にし、従来の Wi-Fi デバイスを Matter Wi-Fi 標準へ移行させることが可能です。

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